僕の鍼灸体験記

医師から何度も手術をすすめられるほどの頚椎ヘルニアのほかメニエルなど、
さまざまな病で1カ月以上の入院も2回経験しました。
重症筋無力症という診断も受けました。
肩や頸(くび)の凝り頭痛に悩み、ペインクリニックにも通いましたが、解決せず。
鎮痛剤を服用しなくては仕事にも支障がでる日々。

そんなときネットで鍼狂人・藤本蓮風師のブログに遭遇しピンとくるものがありました。
でも蓮風師の治療所は奈良・学園前。大阪市内に勤務する僕には少々不便でしたので、
勤務先になるべく近くて師にゆかりのある鍼灸院を探して「柚」さんにたどりつきました。

鍼灸初体験は昨年(2010年)12月、休日出勤の代休を取った平日の午前中。
お腹に1本の鍼を打たれただけなのにウトウトしてしまうのです。
頚や肩に何本かの鍼を打つイメージがあったのに、関係なさそうなところに1本だけ…。
「ほんまに、こんなんで治るんかいな」と不信感を覚えたのも束の間。
治療院のベッドで「休みたい」と言う体の声が聞こえた気がして
「鍼の力」を信じてみようという気になりました。

その日は治療のあと、ちょっと街中をブラブラしようと思っていたのですが、
眠たくて眠たくて…。家に帰り着くとソファで夕方までぐっすり。
夜は眠れないんじゃないかなと案じたのは杞憂で、
ふだんよりぐっすり眠れたくらいでした。

あるときは治療のあとの仕事絡みの酒席で、大瓶ビール5、6本でも平気な僕が
コップ2、3杯で飲めなくなってしまったのです。
体調が悪いのかなと思ったのですが、気分は悪くありません。
アルコールを口にすると、体や頭の芯がカッと熱くなって受け付けないのです。

そんな不思議な体験を数回かさねて気づいたら
肩や頸の凝りがほとんどなくなっていたのに驚きました。
病院から出されていた薬も減りました。

何故か腹を立てることも減ったような気もします。
凝りや痛みが楽になってイライラすることが減ったせいかもしれません。
当然、それもあるのでしょうけど、鍼を打っていただくことによって心を包含する体全体が
途切れなくつながっていることが実感としてわかったことも大きいですね。

怒ることが体に悪いことを本当に実感できるようになったのです。
鍼の力が開拓してくれる自分の可能性に興味津々。
病人、半病人状態で暮らしてきた、これまでの時間を取り返せるような期待もしています。
病気になって色々と悩んだり、様々な本を読んで考えたり、色々なことを試したり…。
その末に鍼にたどり着いたということで、「無駄な経験はないな」と
過去の自分を肯定できることにも感謝しています。

H.Oさん 48歳 (新聞社勤務) 男性
初診日:H22.12.9

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by yu-shinkyu | 2011-06-13 20:09 | 運動器疾患
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