自分の心身と向き合う時間

数年前、不妊治療中だった私は、藁にもすがる気持ちで
初診予約の電話をかけました。


冷え症の上、子宮内膜にポリープができやすいという体質もあって、
それまで人工授精と最初の体外受精で一度ずつ着床はしたものの、
流産という結果に終わっていました。
年齢的にもこれで最後と決めた体外受精を前に、
少しでもいい結果に繋げたいとインターネットで検索して
こちらにたどり着いたのです。


いまの高度不妊治療はかなりの年齢まで頑張ることができます。
同い年の友人や、私より年上の方が妊娠した話などを聞くたびに、
「まだ頑張れる、まだ大丈夫」と自分に言い聞かせていました。
可能性があるのに治療を断念してしまったら後悔するのでは、
という想いが強く、「最後」と言いながらも
「今回がダメでも次はいけるかも」という希望を捨てきれませんでした。


でも、診療を始めてすぐ、小峰先生に「身体がボロボロになっている」
と言われ、思いがけず気持ちが楽になりました。
世間一般の事例など関係ない、自分の身体がボロボロなんだから止めどきだ、とやっと冷静になれたのです。その直後の体外受精失敗という結果も、
穏やかに受け止めることができました。


当時の私は、妊娠というゴールを目指して盲目的に走っていて、
自分の身体も心も客観的にみることができていなかった。
もっと自分の心と身体をきちんと見つめてあげればよかった、
と反省しています。


不妊治療は終了しましたが、いまも週に一回お世話になっています。
風邪もひきにくくなりましたし、
悩んでいた眩暈もほとんど起きなくなりました。
先生と会話し、自分の心身と向き合う治療時間を
これからも大事にしていきたいと思います。


M.Yさん 初診時年齢44歳(主婦)

初診日:H22.8.17

b0221269_11512550.gif



by yu-shinkyu | 2014-07-10 12:01 | 婦人科疾患・不妊治療
<< 米子からの来院 幼児の便秘 >>