「湿疹」の症例

私はもともと女性の体の周期の影響を、身体より精神的にモロに受ける体質のようで、ストレス過多がさせた事は数知れなかった。
若いころはイライラを行動力に変え、落ち込めばワンワン泣き過ごしていた。
加齢するにつれ、どうも自分は一般より変わっている少数派らしいと薄々気づき始め、そのショックもありコミュニケーションの取り方がわからなくなり、
上手く話すことが出来なくなり、グズグズメソメソすることが長く続いた。
その言動は突然表に出ることがあり、人様におかしいと思わせるものだった。

その頃の私は、職場が業務を拡大している最中でありながら
人員が少なかったのであろうが、知らず知らずに負荷がかかっており
寝て起きて仕事、休日は無理やり休むという生活をしていた。
なんだかスッキリしたいと思い、その方法は様々だと思うが、
その時の私は、「自宅でサウナ」という方法をとった。
ゆっくりお風呂に入ることがしばらくずっと出来ていなかったからである。

その数日後、腕にブツブツが出始めた。
左腕は手の甲から上腕まで。表面も裏面も。
そして右腕、鎖骨あたり、両膝の皿あたり。猛烈にかゆかった。
数日置いても、まだかゆかった。
自宅にあった非ステロイド軟膏を塗ったが効かなかった。
かゆみが止まらず、かいてはいけないと思いながら衝動は止まらず、
念入りに手爪を殺菌石鹸で洗い、かき、かき壊し、出血し
ジュクジュクになり、そしてまたかゆくなりを繰り返した結果、
手自体が腫れ上がり、手のサイズが大きくなった。

小峰先生の存在は5年前から存じていた。
職場の仕事仲間(上司も先輩も後輩もひっくるめて)が通っており
度々その評判は聞いていたからである。
しかし、まだ受診とは結びつかなかった。

かゆみに耐えられず、近所の皮膚科に行くつもりだった時に
職場の仲間に勧められた。小峰先生を。
しかしなぜだ??皮膚に症状が出ているのに鍼?
いやいやおかしいでしょうと思った。そうは思っても、私の心は揺らいだ。

忘れていたのだが、皮膚科は嫌いだった、というか金属アレルギー等で何度か、
その度ごとに病院を変え受診したのだが、回数を重ねる毎に私がおかしいのか
不信感が拭われない分強くなり、そのままずっとあった事を思い出したからだ。
しかしそのことも忘れ、というのかそのときのかゆみは、それであってもいい、
とにかくこじれてしまったこのかゆみが止まれば皮膚科でも何でもいいと

思わせたのだろう。

そして、そのときは思い切って小峰先生に賭けてみることにした。
予約を入れ、問診票を詳細に記載した。
今になればわかるが、外因はあるにしろ
自分のそのときの体の状態に問題があったから反応したのだ。

そして問診を受けて初めての施術を終えた。よく眠れた。
かゆみはとにかく冷やすことにした。
そうしていたら、少しずつ湿疹が引いてきたのだ。
ジュクジュクがなくなり、カラカラになり、皮がむけ、
腫れ上がっていた手のサイズも元に戻り、そうして治った。
気持ちも落ち着きを取り戻した。
未だにわからないのだが、ただ私が思うのは
自分が持っている自然治癒力を引き出してもらったのだなと思っている。

それから数年、環境の変化もあるだろうが、
大きな体調の変化もなく暮らせている。
今となっては表に出さないが突然怒りに火がついたりなどするが、
力がみなぎってきたのだと自画自賛し、
そして同時に当然ながら、小峰先生に助けられているのだという
思いを強くするのである。


M.Yさん 初診時年齢 40歳

(法律事務所勤務)

 初診日 H24.7.20


※湿疹は5回ほどの治療でほぼ完治し、
その後情緒不安など含む不定愁訴で1か月に一度くらい、
2年ほど治療させていただいた患者さんです。院長



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# by yu-shinkyu | 2015-08-03 16:27 | 皮膚疾患

カナダからの手紙(体外受精の採卵)

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「小峰先生、2週間という短い間でしたが、鍼治療を施していただき、
ありがとうございました。
17日の採卵では、3個のたまごがとれました。
今周期、刺激法を始める時に、私の年齢だと、うまくいけば3個か4個
採れるかもしれない、と言われていたので、よい結果だと思います。
卵胞チェックの時には左右で8から10個あるように見えましたが、
おそらく空胞や、採卵のタイミングに合わなかったものがあったのだと
思います(お医者さまに質問するのを忘れました)。
採卵の後、顕微授精(凍結精子を使用したため)をし、
翌日の連絡で、1個はその朝息絶えてしまったということでした。
そして、23日と24日に、それぞれ胚盤胞まで成長し、
残った2つとも凍結できたそうです。
こちらカナダで、仕事の後任が見付かり次第、移植など、
続きをしに日本に帰る予定です。

初めての鍼治療、始める前は、どの医院がいいのか、
効果を実感として得られるのか、といった不安も少しありました。
でも、鍼は痛くないし、小峰先生は誠実で、優しく頼もしいし、
助手、受付のお二方(すみません、お名前を失念してしまいました)も
いつも温かく、柚鍼灸院に通えて本当によかったです。
施術室のベッドは気持ちが良く、ずっと寝転んでいたいと感じていました。
終わった後は、いつも気分がすっきりして、前向きになりました。

ホルモン誘発の薬を始めて、2度の卵胞チェックの時、
薬によく反応していますと2度とも言われました。
私は、どの病院でも、血管が細くて看護師さんが注射に苦労されることが
昔からよくあったのですが、採卵後の静脈注射がまったく痛くなく、
血管がしっかりしているとさえ言われました。

今は、通勤の往復40分を歩いて、食事にも気をつけています。
コーラ、殆ど飲んでいません!
ヨガもできるだけたくさんしようと思っています。
余談ですが、小峰先生に言われて、家族でお墓参りにも行きました!

次は週一回くらいの割り合いで、帰国したらすぐに鍼治療を再開したいです。
その節は、またよろしくお願いいたします。」

N.Hさん 38才 自営業
初診日 H27.3

※カナダ在住の方で採卵時期のみ来日されたため、
2週間の短期集中治療を行いました。
採卵前に治療を終了したため、結果をメールで教えていただきました。
前回の採卵では全て空胞だったため、良い結果になり嬉しく思っています。院長

※ 詳しくはこちらをご覧ください。
 
 「当院の不妊治療の方針と考え方について」




# by yu-shinkyu | 2015-03-28 18:15 | 婦人科疾患・不妊治療

妊娠後期の多形紅班

翌月に予定日を迎える36歳の初産の妊婦さん。
一か月前からお腹に赤い湿疹が急に発症し、
皮膚科では原因不明と言われ、ステロイドをもらい塗布するも、
あれよあれよという間に湿疹が全身に広がってしまい、
夜も眠れない状態です。

熱の証を疑いましたが、身体をみると臨月というのに全身冷たく、
湿疹は黒ずんで色素沈着し、カサついています。
脈は力なく緩み、顔面も白っぽい状態で、
どうやら脾不統血の多形紅班のようです。
早急に正気を補わないと、出産の力もなくなってしまい、
帝王切開か促進剤を打たれる可能性も出てきます。

続けて四回ほど鍼と灸で治療し、同時に食事や生活指導も行った結果、
湿疹は半分以下になりました。
体があたたかくなって頬に赤みもさし、体重も増えてきました。

最後の治療の時に、少し早めに頭が下りてきたとのことでしたが、
母体の正気が足りないことを思うと、
それも体の方がバランスをとってのことでしょう。
脈や舌が改善されているので、安産に導けるはずです。

ご主人が古くからの患者さんで、これはまずいと奥さんを連れてこられましたが、
短期間でいい方向へ導けてよかったです。(院長記)


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# by yu-shinkyu | 2014-07-29 14:00 | 婦人科疾患・不妊治療

米子からの来院

一昨年、大阪在住の妹さんが、当院に不妊で来院し無事出産されたのを知り、
私も!と、米子に嫁いだ37歳のお姉さんが遠路はるばるやってきました。

遠いので一年ほどの間に10回程度しか治療できませんでしたが、
養生法などお伝えしましたら、真面目に実践され、
西洋医学との併用でしたが、今年無事に出産されました。

はじめて会ったご子息、奏太朗くんです^^
ご夫婦は音楽がお好きで楽器も演奏されるので、
"奏"という文字をお使いになられたようです。
奏太朗くんも大きくなったら、きっと音楽好きになるんだろうな~。
蝶ネクタイが小さな指揮者みたいでかわいいですね。(院長記)

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# by yu-shinkyu | 2014-07-29 13:32 | 婦人科疾患・不妊治療

自分の心身と向き合う時間

数年前、不妊治療中だった私は、藁にもすがる気持ちで
初診予約の電話をかけました。


冷え症の上、子宮内膜にポリープができやすいという体質もあって、
それまで人工授精と最初の体外受精で一度ずつ着床はしたものの、
流産という結果に終わっていました。
年齢的にもこれで最後と決めた体外受精を前に、
少しでもいい結果に繋げたいとインターネットで検索して
こちらにたどり着いたのです。


いまの高度不妊治療はかなりの年齢まで頑張ることができます。
同い年の友人や、私より年上の方が妊娠した話などを聞くたびに、
「まだ頑張れる、まだ大丈夫」と自分に言い聞かせていました。
可能性があるのに治療を断念してしまったら後悔するのでは、
という想いが強く、「最後」と言いながらも
「今回がダメでも次はいけるかも」という希望を捨てきれませんでした。


でも、診療を始めてすぐ、小峰先生に「身体がボロボロになっている」
と言われ、思いがけず気持ちが楽になりました。
世間一般の事例など関係ない、自分の身体がボロボロなんだから止めどきだ、とやっと冷静になれたのです。その直後の体外受精失敗という結果も、
穏やかに受け止めることができました。


当時の私は、妊娠というゴールを目指して盲目的に走っていて、
自分の身体も心も客観的にみることができていなかった。
もっと自分の心と身体をきちんと見つめてあげればよかった、
と反省しています。


不妊治療は終了しましたが、いまも週に一回お世話になっています。
風邪もひきにくくなりましたし、
悩んでいた眩暈もほとんど起きなくなりました。
先生と会話し、自分の心身と向き合う治療時間を
これからも大事にしていきたいと思います。


M.Yさん 初診時年齢44歳(主婦)

初診日:H22.8.17

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# by yu-shinkyu | 2014-07-10 12:01 | 婦人科疾患・不妊治療